実在した未確認生物!かつてUMAと呼ばれた13の動物たち

ネッシーやビッグフット、ツチノコなど存在することが確認できない未確認生物=UMA。

一見すると実在するはずのない疑わしいものばかりにも見えるが、かつてはUMAと呼ばれたものの実際に存在することが確認できた生物もいるのだ!

そこで今回は「未確認生物と言われ、誰も存在を信じていなかったものの、実際に存在することが確認された動物たち」を紹介しよう!

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実在した未確認生物(UMA)

ゴリラ

今では動物園で圧倒的な人気を誇るゴリラだが、19世紀に発見されるまでは存在することすら疑われたUMAだった。2m近い巨体を誇るマウンテンゴリラの存在に至っては、20世紀初頭まで認められていなかったようだ。

Pixabay

しかし、ゴリラの生息地周辺で生活してきた原住民たちは、「森の中に巨大な人間が住んでいる」ということは知っていたという。その後、ゴリラの輸入ブームが到来し、ゴリラは世界各国の動物園の人気者となった。

シーサーペント

シーサーペントとは、海洋に生息するといわれる巨大なヘビのような怪物だ。各地の伝説や神話などに登場し、古くから人々に恐れられてきた。

PublicDomain

シーサーペントの正体は未だ不明ではあるが、「リュウグウノツカイ」などの蛇のような姿をした魚を見た人々が恐ろしい怪物を想像したという説が有力だ。

リュウグウノツカイ‐シーサーペントと同じ特徴を持っている
PublicDomain

現に、体長7mにも達する巨大なサメ「メガマウス」が発見されたのは1976年のことであり、海にはまだまだ私たちの知らない巨大生物が生息しているようだ。

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フキナガシフウチョウ

フキナガシフウチョウは、ニューギニア島の山林に生息する美しい鳥だ。オスはエナメルブルーの美しい飾り羽(吹き流し)を2本持っており、その長さは体長の2倍以上(約50㎝)に及ぶ。

markaharper1 CC 表示-継承 2.0

欧州に初めて標本が持ち込まれた際、あまりに奇怪な飾り羽を見た人々は「作り物ではないか」と疑ったそうだ。のちに生きたフキナガシフウチョウが確認されたため、人々はこの奇妙な鳥の存在を認めることとなった。

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シーラカンス

古代魚として多くの化石が発見されてきたシーラカンスだが、白亜紀末の大量絶滅期を境にほとんど化石が見つからなくなったため、長らく絶滅したものと考えられていた。

しかし、1938年に南アフリカの1隻の漁船のトロール網に、1匹のシーラカンスのような魚がかかったことから、「シーラカンスが現代まで生き伸びていた可能性」が世界に知れ渡った。

Alberto Fernandez Fernandez CC 表示-継承 3.0

そして、最初の発見から14年後の1952年。再びシーラカンスが捕獲されたことで、絶滅したと思われていたシーラカンスの生存が確認された。

ちなみに、生息地周辺の地域では、たびたびシーラカンスが捕らえられていたという。現地の漁師たちからは、「肉がまずくて役に立たない魚」として古くから知られた生物だったそうだ。

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オカ

コンゴ民主共和国に生息する奇天烈な動物「オカピ」。馬のような体にキリンのような顔、ロバのような大きな耳にシマウマ模様の足を持つ、ファンタジーに登場しそうな生物だ。

Pixabay

いうまでもなく、20世紀に入り存在が公式に認められるまでは、多くの人々がオカピが実在する生物であることを信じなかった。

当初はシマウマの仲間であると考えられてきたオカピだが、実際にはキリンの祖先の特徴を色濃く残した「生きた化石」であることが分かっている。

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ハエトリグサ

ハエトリグサは、ハエなどの昆虫が二枚貝のような葉の内側に触れると、食事をするかのようにパクっと昆虫を捕らえてしまうという奇妙な植物だ。捕らえられた昆虫はハエトリグサの消化液でじわじわと溶かされ栄養となってしまう。

Pixabay

ハエトリグサも例にもれず、ヨーロッパで最初に発表されたときには多くの人々が偽物だと疑ったそうだ。今では、園芸店でも簡単に手に入るほど身近なものになった。

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クラーケン

クラーケンはイカやタコのような姿をした巨大な海の怪物だ。姿かたちは違えど、世界各地に似たような伝承が残っている。

PublicDomain

シーサーペント同様、世界各地のクラーケンの正体を断言することはできないが、クラーケン伝説の多くは、全長10mを上回る巨大イカ「ダイオウイカ」がモデルになっていると考えられている。

ダイオウイカ
NTNU Vitenskapsmuseet

南極海に生息するダイオウホウズキイカの場合、非公式ながらも推定およそ20mの個体も見つかっている。つまり、「クラーケンは実在した」といっても過言ではないだろう。

ダイオウイカ

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イッカク

イッカクは北緯70°より北の北極海に生息する鯨の仲間だ。人が気軽に立ち入ることのない極寒の地域に生息することから、ヨーロッパの人々にとって19世紀までは伝説の動物だったようだ。

また、イッカクのオスに生える長い牙は、ユニコーンの角として売買されていたこともある。ユニコーンの角には解毒作用があると考えられていたことから、高値で取引されていたようだ。

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セイウチ

体長3mを優に超える巨体と長い牙を持ち合わせたセイウチ。そんな海洋生物の話を聞いた13世紀の人々は恐ろしい怪物を連想していたようだ。

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中世に描かれたセイウチの図は下あごから上に向かって牙が伸びており、まさに怪物のような姿をしている。セイウチの特徴が口頭で伝わったためだろう。

カモノハシ

18世紀末、カモノハシがヨーロッパ人によってはじめて発見された際、多くの人々はこの奇怪な生物を偽物だと思っていたようだ。

Brisbane City Council

ヨーロッパに持ち込まれたカモノハシの標本は、ビーバーのような動物の体にカモのくちばしを縫い付けた物だと考えられ、縫い目が無いかの確認まで行われている。

当時は人魚の標本などの偽物が出回っていたこともあり、人々がカモノハシの存在を認めるまでには長い時間が必要だった。

微生物

顕微鏡が発明される17世紀以前、微生物のような小さな生物がいるということ想像する人はいなかっただろう。

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1676年、1枚のレンズから作られた顕微鏡によって、下水や雨水の中から微生物が発見されたものの、イギリスの王立協会は一度これを否定したという。

発表からまもなく、微生物の存在が認められることになったが、微生物学が発展し生活に結びつくようになるのは、それから200年以上も後だった。

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コモドドラゴン

インドネシアの島々に生息する体長3mを超えることもある巨大トカゲ。20世紀に発見される前は、存在の疑わしい伝説の生物だった。

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東南アジアの島々には恐ろしいドラゴンが生息しているとの伝承があったとされており、他にも「全長7メートルに達する・スイギュウを倒す・火を吐くドラゴンが生息している」との噂もあったが、そのような生物の存在は現在に至るまで確認されていない。

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オパビニア

存在が疑われた生物は、現生生物に限った話ではない。カンブリア紀に生息していたオパビニアという生物も、化石として発見された当初は誰も存在を信じようとしなかった。

学会で復元図が発表された際、あまりに奇妙な姿だったことから会場は笑いの渦に包まれ、学会が一時中断されるほどだったという。

Nobu Tamura CC 表示 3.0

存在が認められた現在でも、オパビニアの生態や分類については学者の間で意見が別れており、研究や議論が続いている。

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