カツオノエボシ

【カツオノエボシ】触手50m超え!日本にもいる猛毒デンキクラゲ!過去には死亡例も…

カツオノエボシ
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地球の生物とは思えない青白い浮袋と長い触手。まるで深海魚のような異様な姿をしているが、日本の沿岸でも見ることができる身近な生物だ。クラゲの中でも特に危険な猛毒を持ち、刺されると強烈な痛みが走ることから「電気クラゲ」の異名で恐れられている。

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攻撃のリーチが長すぎる

カツオノエボシは浮袋の大きさこそ10㎝程度と小さいが、猛毒の針が収納された触手は10mに達する。長いものだと10㎝の浮袋に50mもの触手を持つこともあるそうだ。50㎝ではなく、50メートル。ラプンツェルの髪ばりに長い触手を海中に漂わせ、触れた魚や甲殻類を殺してから食べる。

ちなみに、カツオノエボシを含む刺胞動物全般に言えることだけど、彼らは人を襲おうとして刺してくるわけではない。触手が何らかの刺激を受けると勝手に猛毒の針が飛び出す仕組みになっているのだ。

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死者も出すほどの重い症状

カツオノエボシに刺されたら最悪だ。とにかく痛い。デンキクラゲの異名を持つことからもわかるように、まず電気ショックのような強い衝撃と鋭い痛みを受ける。患部は赤いミミズ腫れとなり、数時間痛みと戦うことになるのだ。

さらに怖いのは2度目に刺された場合。スズメバチに2度刺されると重症化することはよく知られているが、カツオノエボシも同様。2度目に刺されるとアナフィラキシーショックを起こし、呼吸困難や吐き気を生じ、最悪の場合死に至ることもある。

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日本にもいるので要注意

カツオノエボシの生息地域は意外と広く、太平洋、大西洋、インド洋など世界各地の海に潜んでいる。日本でも太平洋側の海はもちろん、海岸に漂着することもあるらしい。

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浜辺に打ち上げられたカツオノエボシは、ガラスのようにきれいな青い色をしているため、うっかり触ってしまわないように注意が必要だ。死んでいるように見えるカツオノエボシでも湿気さえあれば猛毒の針は自動的に発射されるので要注意!

カツオノエボシを食べる天敵もいる!

これほど危険な生物でありながら、カツオノエボシ=最強というわけでもない。カツオノエボシも恐れる獰猛なハンターが海にはいるのだ。それが、以前、ジャングルタイムズでも紹介したアオミノウミウシという奇妙な生物。

Taro Taylor CC 表示 2.0

アオミノウミウシはカツオノエボシを食べてしまうだけでなく、泳ぎ着かれたらカツオノエボシの浮袋をヨット代わりにして陸から遠く離れた海を旅するという中々のツワモノ。しかも、カツオノエボシの猛毒を自分の体内に保存しておいて、必要になった際に再利用するというリサイクル志向の持ち主でもある。

ほかにも、エボシダイと呼ばれる魚には、カツオノエボシの毒が効かない時期があり、触手を勝手に住処にされたりもする。人間にとっては危険な生物でも、それを攻略した生物にとってはベストパートナーなのかもしれない

アオミノウミウシ

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