【歴代サメ映画】これはひどい!B級サメ映画がくだらなすぎて逆に面白い

サメ映画の起源にして頂点と言われる「JAWS(ジョーズ)」。1975年に公開されてから、そろそろ半世紀が経とうとしている。【動物×ホラー×パニック】という新たなジャンルに挑戦した「ジョーズ」はたちまち大ヒットし、多くの人々を熱狂させ続けてきた。

最近のサメ映画では「MEG ザ・モンスター」が大ヒットしたワケだけど、サメ映画全てが大成功を収めたわけではない。一部の大ヒットサメ映画の陰には、とんでもない発想で作られた玉砕覚悟の「実験的サメ映画」が数多く存在しているのだ。

Three-shotsによるPixabay

サメの頭部を2つにしてみたり、台風の中からサメが飛んできたり、ゾンビや幽霊とコラボさせたり…

普通の人なら、まず見ることはないであろう「B級サメ映画」に注目してもらうべく、年間400本以上映画を見るワニオ(筆者)が、「映画好きなら一度は見ておきたい普通に面白いサメ映画ランキング」と「くだらなすぎて逆に面白い愛すべきB級サメ映画」を同時に紹介しよう。

(何故か熱くなってとても長い記事になってしまったので『目次の利用』を推奨するぜ!)

サメの種類全32種の画像まとめ!危険・巨大・深海・変なサメ

目次
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面白い歴代サメ映画ランキング

Barroa_ArtworksによるPixabay

もしかすると「サメ映画」を一切見たことが無い人もいるかもしれない。さらに、そんな人には「ジョーズ」も「シャークネード」も同じに見えるかもしれない。という事で、まずは普通に面白い歴代サメ映画を紹介しよう。

僕個人がランキングを考えるとZ級サメ映画が2位とか取ってしまいそうだったので、できるだけ一般受けしそうな映画を紹介だ!ちなみにランキング順はワニオの独断で決めさせてもらったぞ。

一位:MEG ザ・モンスター

はげてる男の期待の星「ジェイソン・ステイサム」が25m超えの古生物「メガロドン」と戦う映画。

内容自体は巨大ザメに襲われるというありきたりなものだけど、最新CG技術による圧倒的なスケール感とアクション要素強めなのでパニック系映画をあまり見ない人でも楽しめそう。海外で活躍する日本人俳優「マシ・オカ」も出演している。ヤッター!

パニック映画としてはイマイチだけど、アクション映画としては良くできてて面白いと思うぞ。

2位:ディープ・ブルー

サメを使った研究によって生まれた超頭が良いサメが逃げ出し、研究者たちに襲い掛かる。封鎖された海底基地の中まで侵入してくるサメの頭脳プレーから逃れつつ脱出を試みるという斬新な内容だ。

美女のセクシーショット、お調子者が活躍、リーダーシップを取る奴がやられる。という基本に忠実なパニック映画でもある。1999年公開の映画で今でも全然違和感なく見ることができると思う。個人的に☆五つのサメ映画。

最近、正式な続編『ディープ・ブルー2』も出ている。評価的には一作目の方が高いようだけど、古い映画が苦手という若い方は二作目を見るのも良いかもしれない(ストーリー的にはほとんど問題ない)。

一作目が好きだった人は懐かしい気持ちになるのは間違いない。一作目の精神というか構成を完全に継承している「ディープ・ブルー2」も必ずチェックすべき!

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3位:ロストバケーション

自分しか知らない秘密のビーチでサーフィン中に負傷。サメから逃れるため小さな岩場によじ登るも、満潮になれば沈んでしまいサメに襲われる。岸はすぐそこにあるのに目の前にはサメが…

なんでもありなサメ映画の中でも「普通のサメ1体が敵」というのが素晴らしい。最近みた映画の中でもかなり好き。

「満潮によるタイムリミット」という設定もイケてると思う。「誰も来ない場所で岩に挟まって動けなくなった男の実話」を基にした映画『127時間』に『サメ』という恐怖要素をプラスしたようなサバイバル映画。

4位:オープン・ウォーター(2003)

ダイビング中に大海原に取り残された夫婦という実話を基にした映画。CGや模型などの特殊技術を一切使わずに映像化しているところにも注目できる。

もちろんサメも本物で、実際にサメがいる海での撮影。下手なパニック映画よりも恐ろしくリアリティのある作品。ドキュメント映像風に仕上げている。海の恐怖を仮想体験したい人にオススメ。

続編に『オープンウォーター2』があるけれど名前だけの続編でストーリー自体は関係ない。『オープンウォーター』がアメリカ映画だったのに対し、『オープンウォーター2』はドイツ映画。見比べてみると雰囲気の違いなんかを楽しめるかも。こちらも同じ実話が基になっているだけあって、テイストは似ているので、『オープンウォーター』が好きな人は好きかもしれない。

『オープンウォーター』『オープンウォーター2』に関しては、アクションものと思って鑑賞してしまった人たちの、「ただ海に浮いているだけじゃん」とのレビューも目立っているので人を選ぶかも…。 第三弾(?)にあたる『赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター』の方はしっかりドラマ仕立てになっていて感情移入もしやすく、より怖くてパニック要素強めだった印象。

5位:パニック・マーケット

津波によってスーパーマーケットが水没。棚の上に退避していたらサメがやってきて、天井の排気口からは蟹が…水上には高圧電流。生存者の中には強盗犯・殺人鬼…畳みかけるように襲い来るパニックの連続が見どころ。

逃げ道をふさがれた状況でどうやって逃げ延びるかといった点がメインになっており、どうやってサメを倒すかではない所がポイント。日常的な風景であるスーパー×サメという組み合わせもいいね!

サメが空を飛んだりするこんな時代だからこそ大切にしたいB級パニック映画。変なことをしなくても真面目にセオリー通りに作れば、普通に楽しめる映画は作れるという事を証明している。

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ジャンル別B級サメ映画

それではお待ちかねのB級サメ映画の紹介だ。B級といっても中には真面目に作ったけれどクオリティが低すぎてB級と言われるようになった例もたくさんある。(期待して見てしまった場合、この手のタイプが一番面白くない…。)

Three-shotsによるPixabay

そこで今回は「普通に面白くないサメ映画」は一旦忘れて、「B級に振り切りすぎて逆に面白いサメ映画」をジャンル別に紹介していこう。ある意味上級者向けだ。

シャークネードシリーズ

低予算B級サメ映画の中でも、熱狂的ファンの絶大な支持を集める『シャークネード』シリーズ。2018年にはシリーズ最終章となる『シャークネード6 ラストチェーンソー』も公開されて全ファンが涙したとか。個人的には一番好きなシリーズ。

シャークネード

台風で海から巻き上げられたサメたちが人々に襲い掛かるというストーリー。砂や雪の中を泳いで襲い掛かるサメ映画が乱発した挙句「もう空しかない!」と勢いで作った感は否めない。おそらくこの頃は6作も続く対策になろうとは誰も考えてなかっただろう。

「いや、どう考えてもサメより竜巻の方が危ないだろ…」なんて思いがちだけど、予告編を見てみるとヤバそうな超巨大竜巻だって、空から飛んでくるサメに比べれば大したことないように感じるだろう。ある意味サメの恐怖感をうまく表現できているのかもしれない。

主人公のフィンは普通のおっさんの様にも見えるが、映画をよく見てみると実は尋常ではない超人。ショットガンを片手で撃ったり、飛んできたサメの群れをハンドガンで一発も撃ち漏らさず撃墜するなどターミネーターばりの身体能力だ。近接戦闘では『みんな大好きチェーンソー』でサメと戦う。

シャークネード カテゴリー2

前回の戦いの後、 ロサンゼルスをシャークネードから救った英雄として有名になった主人公フィン。またしても突然シャークネードが発生し、サメの激突により半壊した飛行機を胴体着陸に成功させるという超人さを発揮する。

飛行機の胴体着陸までをテーマにした映画も数多くあるけれど、シャークネードはそんな中途半端なところでは終わらない。前回同様、サメが人々に襲い掛かっては倒していく。戦いは一作目以上に壮絶さを極め、嫁エイプリルなんて片手を失ってしまう。(代わりにチェンソー取り付けて復活するけど。)

前作が思った以上に反響があったため、カテゴリー2では制作費が増えているらしい。ただし、どこに使われたのかは映画を見ても不明。

シャークネード エクストリーム・ミッション

この辺りまで見た人は気が付いたず。なんだかこの映画を応援したくなっていると。そして、もう大したことでは驚かなくなっていると…。

次は巨大サメでも出すんだろう…?といった我々の予想の遥か上を行く、まさかの宇宙ザメ!実写版のバイオハザードでは、主人公アリスが超能力使い始めたあたりからつまらなくなってきたけど、シャークネードなら「もっとやれ!」と応援したくなるこの気持ち。

今作からは確実に予算が増えた感もあり、制作者側も吹っ切れてしまった感が伝わってくる。有名人のカメオ出演や有名映画のパロディなど、制作者が楽しんでいるのが伝わってくる。

シャークネード4

まさかの四作目の公開ともなると、ファンは口々に「ハリウッドスターをも熱狂させたB級映画金字塔!」なんて言いはじめた。みんなサメ映画の見過ぎで壊れてきたんだろう。

主人公いるところにサメあり。散々サメに苦しめられたにも関わらず「シャークワールド」なる記念ホテルがオープンし、飼育されていたサメが巻き上げられてシャークネードが発生する。学習しろ。

さらには、原子力発電所の核燃料を飲み込んだヌークリアネードなんてのも登場し、戦いは熾烈を極める。そこそこ熱狂的なファンも付いてきて資金も多くなってきているのに、ますますB級感が増していく不思議。

前回の戦いで死亡したはずの妻エイプリルはサイボーグ化して復活するなど、この「お天気ドキュメンタリー」は留まるところを知らないようだ。

シャークネード5 ワールド・タイフーン

シャークネードに吸い込まれた息子を救うべく世界を股にかけて旅する「サメ退治家族」のハートフルコメディへと仕上がったシャークネード第五弾。太古の力でシャークネードを退治するという設定も加わり、より一層カオスと化している。

予告編を見てもらえばわかるが、世界の観光名所が爆発したり、オーストラリアのオペラハウスがトランスフォームしてサメを迎撃する。なんていう制作費の無駄遣いも発揮。ちなみに東京もシャークネードに襲われているぞ!超迷惑。

シャークネード6 ラスト・チェーンソー

シリーズ最終章を謳うシャークネード第六弾。空での戦い…宇宙での戦い…サイボーグにも改造され…世界各地でも戦った。あと乗り越えるべき壁は『時空』だけだったようだ。

恐竜のいた先史時代から現代まで、時空をタイムトラベルしながらシャークネードと戦っていく今作。5作品も付き合ってきてシャークネードに対する耐性がついたと思っていたが、まだまだだったようだ。

シリーズ最終章にして最高傑作。ある意味今まで見てきたシリーズ物の映画の中では、一番『見終わった…という達成感』がある作品だった。

全6作を見終えたあと一作目を見返してみると「あぁ、シャークネードの一作目って普通のサメ映画だったんだ」と感じてしまうだろう。

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ヘッドジョーズシリーズ

より強いサメはどんな姿をしているか…。巨大であったり、知能が高かったりとサメ映画界では数々のサメが生まれてきた。

ダブルヘッドジョーズシリーズは頭が2個あれば食欲も二倍。危険度も二倍という、なんとも理にかなった考えのもと生み出されたモンスター映画だ。

ダブルヘッドジョーズ

頭が2つなので二人同時に襲える。そんなダブルヘッドジョーズの強さを表現したOPから始まる今作。頭二つだからカップルだってイチコロだね!

ふざけているだけの映画にも思えるが、サメ映画特有のじわじわ襲い掛かる感、追いつめられ一気に畳みかける感、次々と人々がやられていく絶望感などセオリー通りに進んでいく。

ちなみに総制作費は100万ドル。1億円以上も金かけて何作っとんねん。

トリプルヘッドジョーズ

トリプルヘッドジョーズは、前作のダブルヘッドから頭が一つ増え3つ頭のサメに進化した。つまり、危険度も通常のサメの3倍という訳だ。

三人で並んでいたら確実に襲われるぜコレ。…と思っていたらやっぱりその通りだった。

ファイブヘッドジョーズ

「やべ、フォーヘッドジョーズ見忘れとった!」と思ったけど、コレが3作目。

最初は4つ頭のサメだけど、途中から5個目の頭が生えてくる。5個目の頭は前方ではなく尻尾方向に生えてくるので両サイドで攻撃が可能という訳だ。安易に横並びにしなかった点は評価しておこう。ただ、5個目の頭…もうちょっと活躍させても良かったんじゃないかなぁ…

前回に引き続き、ビーチでギャルたちがキャッキャしてるので目の保養になります。サメ映画の醍醐味ですね。

シックスヘッドジョーズ

今作は6個頭の大盤振る舞い!シックスヘッドジョーズも早くその姿を見せたかったのか、サメ映画特有の「もったいぶらせ」を行うこともなく、いきなり登場してくれるサービス精神。

さらに6個頭になったことで陸地を上手く歩けるようにもなりました。やったね!

ただ、シャークネードがサメを空に飛ばしちゃったもんだから、サメが陸歩いたくらいでは感動しなくなっていた。一度生活レベルを上げてしまうと中々戻れません。

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突然変異なサメ系

シャークショック

電線に噛み付いてしまったことによって電気を帯電した電気ザメへとクラスアップしたサメとの戦いを描いた映画。シャークネードやヘッドジョーズシリーズと比べてしまうと至って普通な印象。

身体に絡まった鎖で木に吊るされる電気ザメ。風車に絡まって吊るされていく電気ザメ。こんなにも可哀想なモンスターが未だかつていただろうか…と感じてしまう。

ゴーストシャーク

サメ×○○といった組み合わせで言えば、おそらくゴーストシャークの右に出る者はいないだろう。なんたって幽霊サメに襲われるのだから。

人間のエゴによって殺されてしまったサメが幽霊となって甦り、人間たちに復習していく痛快逆襲ストーリー。

ゴーストバスターズや実写版キャスパーを彷彿とさせる透き通った姿は、どことなく懐かしい気もする。

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どこにでも現れる系

サメなんて海から出てしまえば怖くない。そう言われてしまったら終わりなので、多くの作品では工夫を凝らしてきた。空を飛んだり、地上を歩いたり…

そんな中、サメの生物としての特徴を一切無視すれば、どこにでも出現させることができることに気が付いた制作者たちがいたようだ。

ビーチシャーク

砂を泳げるように進化した肉食魚がビーチシャークだ。この映画の最大の特徴は、登場人物が愛すべきおバカさんだらけだということ。

この映画に辻褄合わせや心理描写なんてものは一切存在していない。おバカさんが集まれば、その後の展開なんてどうにでもなるのだろう。

アイスジョーズ

ビーチシャークを見て、「もしかすると、砂浜になら本当にサメが現れるかも」なんて考えた人もいるかもしれない。(B級映画の見過ぎだ。病院へ行こう。)

そんなB級サメ映画見過ぎの人たちのために作られたのがアイスジョーズ。なんと氷の中を泳ぐサメである。

「雪山ならギャルの水着見れねーじゃん」という男子たちのためにしっかり、水着シーンも用意してくれているし、やたら脱ぐ。雪山で水着とか正気かよ。

一つ付け加えるなら、アイスジョーズは厳密にいうとサメの形をした “スカッカム” という原住民たちの怨霊…?である。

まぁ、そんなことはどうでもいい。とにかく雪山でサメに襲われる。ただそれだけだ。世界は広い。多分そういうこともあるんだろう。深く考えてはいけない。

ハウスシャーク

https://www.youtube.com/watch?v=S1FUQ2JOs5Q

尋常ではないレベルのB級サメ映画。いやZ級…それ以上かも。こちらは家の中にサメが現れるという設定のサメ映画。がんばれば中学生でも作れそうなクオリティのこの映画こそ、B級映画を見たことが無い人に是非見てほしい。これほど無駄な111分を作り出すことは、この先の長い人生の中でも不可能に等しいだろう。

設定もふざけていれば、キャストも演技もふざけている。予告編を見てもらえば大体の内容は分かるが、それ以上でもそれ以下でもない。これこそ最高傑作と呼ぶにふさわしいZ級サメ映画だ。

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笑える系

シャークアタック

なぜ資金もないのに戦車を歩かせた?マジで何がしたかったのか分からない素敵なサメ映画。サメと戦車がPS1のクソゲーくらいのクオリティでドンパチする1時間半。拷問かと感じるレベルにぶっ飛んでいる。鑑賞後の脳内のスッキリ感はハンパない。だって2時間分の記憶が無いんだもの!

「サスペンス要素×サメ×歩く戦車」という異色のコラボで、一部ファンからは熱狂的な支持を得ている。レビューサイトでは星5つ付けるサメ上級者がゴロゴロいるので、自分もまだまだだと思い知らされることは間違いない。

続編に「ディープ・ライジング」と「ディープ・ライジング・コンクエスト」があるらしいけど、さすがに視聴する気力は無いかな…

シャークプリズン 鮫地獄女囚大脱獄

女脱獄囚と沼ザメ。「沼ザメ」という単語にピクリとも反応しなくなったアナタはサメ映画に毒されている可能性があるので診察してもらうべき。

「ビーチシャーク」では砂浜を自由に泳ぎ回るサメが登場したが、今回のサメは森の中。ちなみにプリズン(監獄)などは一切出てこない。 発売元は安定のレーベル・アルバトロス。セクシーな女囚人たちだけでも一見の価値ありだぞ。

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VS系シリーズ

「ゴジラVS○○」のような怪獣ものとして描いたサメ映画。役者の演技力とかモンスターの設定以上に映像こそが物をいうジャンルでありながら、その映像が一番しょぼいという可愛らしさ。映像のひどさを誤魔化すためにカメラをブルブルと振り回しているのも愛おしい。かなり酔うけど。

メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス

でっかいサメとでっかいタコの戦い。詳しくは語らない。取り合えず見てくれ。

実は日本の配給元ニューセレクト社がストーリーを提案したことで始まったのがこのVS企画。ゴジラっぽいと思ったらやっぱり日本人向けだったのね。

メガ・シャーク VS クロコザウルス

メガ・シャークシリーズ期待の第二弾。今度の敵はでかいワニだ。

ストーリーは簡潔明瞭。巨大サメが出る→巨大ワニが出る→戦わせる→2体とも海に沈む。以上。

メガ・シャークVSメカ・シャーク

ゴジラVSメカゴジラのもろに受けているかのような設定でありながら、全てがそこそこ。若干CGの技術は上がった気もするが、前作に足りないものがCGだけでは無かったことを確信できるはず。

メガ・シャークVSグレート・タイタン

メガシャークの次の敵は「進撃の…」ではなくグレートタイタン。なんでも旧ソ連の巨大ヒト型ロボットなんだとか。

以前、実写版進撃の巨人があまりにひどいと叩かれまくっていたけれど、日本人は贅沢を覚えすぎだと思う。カウンセリングにちょうどいい。

ロボシャークVSネイビーシールズ

メガシャークシリーズを制作した「アサイラム社」の作品と思わせておいて、まさかの別会社。こんな作品を作ることを許可する制作会社が他にもあったなんて…世の中捨てたものではない。

この映画では、UFOから何かを食べさせられてロボットになったサメと特殊部隊ネイビーシールズが戦う。あと、サメはロボットなので何かとハイテクでSNSをやってたりする。主人公側とメッセージのやり取りをするんだけれど、本当に何がしたかったんだろう。

シャークトパスVS狼鯨

サメとタコが合体して生まれたシャークトパス。戦う相手はシャチとオオカミが融合したオオカミクジラ。しかも元は人間。

研究所でシャチの遺伝子をなんやかんやして生まれたのが、『オオカミクジラ(狼鯨)』。…そこはオオカミシャチでよかったのでは?

個人的にメガシャークシリーズは「ガチで面白くない」と思う訳だけど、こちらのシャークトパスシリーズは普通に面白いし笑える。何が違うのだろう。サメ映画って興味深い。

シャークトパスVSプテラクーダ

シャークトパスの次の敵はプテラクーダ。プテラクーダってなんやねんというサメ映画初心者の方のために説明したいけど、ワイもよくわからん。「バラクーダ(魚)×プテラノドン」の合体生物とのことらしいけど、バラークーダ要素は何処へ?とりあえずプテラノドンの仲間みたいっす。

え?内容は?…いつも通りっす。

デビルシャーク(ジョーズVSエクソシスト)

全米が泣いた伝説のクソ映画『ジュラシック・シャーク』。そのカス映像を流用して制作するという禁じ手を使ったことで、全サメ映画ファンに衝撃を与えた『ロスト・ジョーズ』。

さらに、『ロスト・ジョーズ』で流用した映像をさらに流用して制作するという前衛的な制作方法をとった革新的映画が今作『デビルシャーク』である。

悪魔に憑依されたサメを退治するというコンセプトのサメ映画ではあるものの、サメが人を襲う姿を見ることはできない。(サメがいそうな水中で人が溺れている様子は見れる。)

何かの悪魔に取りつかれて悶える人と、本筋とは関係のない雑談が延々と流れるだけのストーリー。最後まで見るのは至難の業である。

本編視聴後のエンドロールでは、後日談のような映像を見ることができるが、これが尋常じゃないほど長い。60分ほどの映画本編に対して、10分強はありそうな後日談。その半分以上が女性が水族館で遊んでいるシーンという謎の拷問だ。

この映画をみれば1秒が1時間に感じるという相対性理論すら理解できそうに感じる。

最初こそ批判の多かった「シャークVS」系もシリーズを重ねるごとに視聴者の方が慣れてきた印象。今では固定ファンを掴んでいるともいえるね。

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ここまで書いていて一つ気づいたことがある。

爆発のCGって作るのめっちゃ難しいんだね!

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