サメの種類全32種の画像まとめ!危険・巨大・深海・変なサメ

魚類のなかでも特に特徴的な姿や生態を持っている『サメ』。

海に馴染みのない人からすると、サメは身近な存在とは言いづらいかもしれませんが、世界には500種を超えるサメが存在しています。そのうち、日本近海におよそ130種ものサメが生息しているのです。

サメというと人間を襲う危険なイメージが定着していますが、人に危害を加える恐れのあるサメは20-30種程度しかいません。

その中でも、人を食べてしまう可能性が高い…いわゆる『人食いザメ』というのは、ほんの一部だけなのです。

今日は世界各地に棲息する『巨大サメ・危険なサメ・変な形のサメ・深海のサメ・可愛いサメ』など、色んなサメを紹介したいと思います!

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サメとは

サメとは、【軟骨魚綱板鰓亜綱】というグループに属する魚類のうち、鰓裂(エラ)が体の側面についているものの総称。『ワニ』や『フカ』なんて別名で呼ばれることもあります。

サメ

サメは世界各地の浅瀬から深海にまで生息している最も繁栄した魚類のひとつと言われています。汽水域や淡水域にまで進出しているサメもいるというから驚きです。

多様な環境で独自に進化したサメたちは、種類によって大きく異なる姿や生態を持っているのが特徴的です。

サメ

ちなみに、サメは軟骨魚類であり全身の骨格が柔らかい骨で出来ているので、歯以外の骨が残りにくいことが分かっています。そのため、博物館などで目にするサメの化石や骨格標本は歯型だけの場合が多いのです。

他にも「魚類なのに浮き袋が無い!」なんて特徴もあるのですが、それはまた次の機会に紹介するとして…

今回は世界中に棲息する魅力的なサメたちの一部をピックアップしていきましょう!

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サメの種類

巨大なサメたち

まずは巨大なサメたちを紹介します。

巨大なサメと言われると、獰猛で人に襲いかかるような危険なイメージがあるかもしれませんが、意外と大人しい種類が多いんです。

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ジンベイザメ

ジンベイザメは世界最大のサメであり、世界最大の大きさに成長する魚類。世界中の暖かい海に生息していてプランクトンなどを食べて過ごしています。

10mを優に超える全長を持つ巨大生物でありながら、動きがとても遅く、とても大人しいとされています。

信憑性が低いとされてはいるものの、20mを超える個体が目撃されたこともあるんだとか。

甚兵衛ザメ

ちなみに和名のジンベエザメという名前は、甚兵衛のような柄から名付けられたという説が有力です。

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ウバザメ

ジンベイザメに次いで、世界で二番目の大きさにの魚類『ウバザメ』。とにかく口がでかいですね。

全長は3-9mほど。個体によっては12mを超えるものも発見されています。

ウバザメもジンベイザメ同様、人に危害を加えないサメであり、プランクトンなどを濾過して食べています。

かつては『バカザメ』なんて失礼な和名で広く知られていたこともあるそうです。酷い名前だな・・・。

メガマウス

最大7mにまで育つ『メガマウス』。その名の通り、クチがとても大きい。ほとんど目撃されることがないため「幻のサメ」と称されることもあります。

メガマウス
OpenCage

メガマウスも他の巨大ザメ同様、プランクトンを食べる大人しいサメです。

世界各地で50例ほど目撃されていますが、そのうち13例は日本近海でのもの。過去には東京湾でも発見されているんだそう。

現生のサメの中でも特に原始的な特徴を残している種類らしいです。偏見かもしれないけど見た目が完全に原始的だよね。

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変なサメたち

サメというと危険性や巨大さばかりがクローズアップされがちですが、ここでは世界各地に生息する変な姿のサメたちを紹介します。

シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)

変な形をしたサメの中でも、もっとも有名な種の一つであるシュモクザメ。ハンマーヘッドという英名の通りハンマーのような頭を持っているのが特徴的です。

シュモクザメ

左右に張り出した頭部の先端には眼と鼻孔が存在しており、内部にロレンチーニ器官と呼ばれる微弱な電気を感知する器官を持っています。

通常のサメの視界が10°程度であるのに対し、シュモクザメは30°~50°に及ぶ広い立体視角を持っており、周囲の情報を瞬時に察知することが可能です。

しかし、その代償として頭部正面に広い死角ができているということも分かっています。そこでシュモクザメは頭部を左右に振ることによって見えない正面の死角を補っていると考えられています。

ハンマーヘッド

サメの中では珍しく数百匹単位の群れを成すことも有名です。日本では夏の海水浴場に大量に出没し、遊泳禁止などの措置が取られることも度々ありますね。

ラブカ

ヘビのような奇妙な姿を持つラブカ。原始的なサメの特徴が見られることから『生きている化石』と呼ばれ、その外観からウナギザメ(鰻鮫)という別名を持つサメです。

ラブカ
OpenCage

顎が大きく柔軟で非常に大きく開くことができ、全長の半分を超える獲物を飲み込むことができます。自分よりも小柄なサメや硬骨魚類、頭足類などを捕食することが分かっています。

2m近くに成長した巨大な個体が捕獲されることもありますが、そもそも数が少なく、海の深い所に生息する種であるため観察が難しいとされています。現在でも詳しい生態はほとんどわかっていないそうです。

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オロシザメ

オロシザメ科に属するサメの一種。最大64cmの体長で、暗褐色で非常に粗い皮膚を持っており、調理器具である「おろし器」のような肌触りからその名を付けられました。

捕獲例が非常に少ないため、正確な分布や生態など分かっていないことが多い謎のサメと言われています。(※画像・動画は近縁種かも…)

近年では2014年に駿河湾で水深250mから底曳網に入り、生きたオロシザメの個体が捕獲されました。その後、沼津港深海水族館で飼育された際にはどの餌にも興味を示さず、9日後に死亡したため、何を食べているかも分かっていないんだとか。

ヨロイザメ

変なサメの中でも、ひときわグロテスクな顔を持つヨロイザメ。1~1.5mに成長します。後述するダルマザメと近縁の種であることも分かっています。

ヨロイザメ

水深200-600mで最も見られますが、水面近くから1800m程の深海でも生息が確認されています。

過去には海底に張られた海底ケーブルにヨロイザメのものと思われる上あごの歯が刺さっていたこともあるらしく、被害が懸念されているそうです。何故噛みついたのか…。

ダルマザメ

ダルマザメは、水深1000mより深い海に生息し、深い所では3500mで生息が確認されている深海性のサメです。

ダルマザメ

体長30~50㎝の比較的小型のサメですがヨロイザメ同様、顔がグロイです。

基本的にイカなどを主食としていますが、自分よりも大きな獲物の皮膚をえぐり取るように食べるという習性も持っており、攻撃された物はアイスディッシャーでえぐられたような痕跡が残ります。

大型の生物の場合は、致命傷を負うことなく皮膚の一部だけをダルマザメに捕食される形となりますね。ダルマザメこえぇ。

1970年代には、アメリカ海軍の潜水艦が用いていたソナードームのカバーが食害され、中のオイルが漏れ出したことで修理を余儀なくされました。

当時、未知の兵器による攻撃が疑われたそうですが、最終的にダルマザメの仕業と特定されたという逸話も残っているのだとか。

トラフザメ

のそっとした顔立ちのトラフザメ。全長2.5mに成長します。

おとなしく動きが遅いため、危険は少なく、水中で近づくことも容易であるとされています。中にはダイバーによって餌付けされた個体もいるらしい。

日中は海底で休み、夜に岩の割れ目に潜む魚、貝、ウミヘビなどを食べて生活しています。

オナガザメ

オナガザメはネズミザメ目オナガザメ科に属するサメの総称。ニタリ・ハチワレ・マオナガの3種で構成され、大型のものは全長7mにも達します。

オナガザメ

オナガザメの特徴はその名の通り、全長の半分を占めるほどのとても長い尾鰭。この長い尾をムチのように海面に叩き付けることで獲物を追い込むことができると考えられています。

オナガザメ属ニタリ

遊泳速度が速く活発で、イルカのように水面からジャンプするブリーチングを行うこともあるそうです。

ミツクリザメ(ゴブリンシャーク)

ミツクリザメは、その奇妙な外観からテングザメ、ゴブリンシャークとも言われる希少種。1000m以上の深海に生息するとされており、推定全長は6mを超えると考えられています。

ミツクリザメ
Dianne Bray / Museum Victoria

ブレード状の長い吻(ふん)が特徴で、半透明の皮膚の直下には血管が走っているため不気味なピンク色をしているのが特徴。死後、時間が経つと灰色に変色するといいます。

ゴブリンシャーク
Dianne Bray / Museum Victoria

捕獲された個体の画像や動画では、上あごが飛び出しているものが多くみられますが、通常の遊泳時は奥に収納されているそうです。収納されていようがいまいが気持ち悪さは変わらない気がする…。

世界各地で散発的に捕獲されているようですが、発見数自体が少なく、これまでの報告はほとんどが日本からのものだそう。なんかすごいぜ。

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ノコギリザメ

ノコギリザメはその名の通り、のこぎりを持ったサメ。長く平らに伸びた吻から棘のような歯が多数並んでいますが、まさにノコギリといったイメージです。

このノコギリ状の歯は見かけ倒しではなく、獲物に対して振り回すことで捕食対象を傷付けて気絶させたり真っ二つに切り裂くというスキルを持っているそう。

ちなみに、ノコギリエイというエイと瓜二つですが、生物の分類としては全くの別物だそうです。

アラフラオオセ

見た目がサメらしくないサメと言えば、この『アラフラオオセ』に敵うものはいないでしょう。1.8mに達することもあるその姿はサメのイメージとは似ても似つかない。

アラフラオオセは、オーストラリア北部からニューギニア島の浅いサンゴ礁域に生息しており、サンゴ礁に身を隠すための保護色を持っています。尾びれを疑似餌として用いることで獲物をおびき寄せる習性もあるのだとか。

このような見た目から、サンゴに隠れて大人しくしている魚のようにも見えますが、接近した人間に襲いかかったという事故報告も多くあるそうです。

カスザメ

エイのようにも見えるカスザメ。もちろんカスザメ目カスザメ科に属するれっきとしたサメの一種です。

基本的には好戦的ではありませんが、窮地に陥ると噛みつくこともあり、襲われた場合には大きなケガを負うことになるそうです。

一部の種は漁業活動により個体数が減少しており絶滅の危機に瀕しているんだそう。

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危険なサメ

メディアなどでは危険性ばかりが取り上げられるサメたちだけど、実は人にとって危険なサメというのはそれほど多くはありません。

さらに、襲われて大けがを負うことはあっても、一口でパクリと食べられてしまう映画のような事は起こりにくいそうです。

とはいえ、命に関わる怪我をすることには変わりありません。ここでは危険といわれるサメを紹介します!

ホホジロザメ(ホオジロザメ)

別名『白い死神』とも言われる危険なサメの代表格『ホホジロザメ』。サメの中で最も有名であると言っても過言ではないでしょう。

ホホジロザメの生息範囲はとても広く、亜熱帯から亜寒帯まで、世界各地の海の沿岸域に広く分布しています。

その食性はとても獰猛で、魚類はもちろん、イルカやオットセイ、アザラシなどの海棲哺乳類のほか、海鳥やクジラの死骸を食べていたという報告例もあるほど。

ホホジロザメと言えば1975年公開の大ヒット映画『JAWS(ジョーズ)』のサメのモデルとなったことも有名です。実際にサメの中でも人を襲った記録が多く存在しています。

英語圏では”Man eater shark”というニックネームで呼ばれており、『人食いザメ』のイメージが定着しているようです。個人的にはコイツの歯茎が怖い。

ヨゴレ

世界各地の暖かい海に生息する外洋性のサメ。全長3‐4mと大きく、外洋性のサメの中では特に危険性の高いサメと言われています。

ヒレの先に白い模様があり、汚れているように見えることが『ヨゴレ』という名前の由来なのだそう。なんとも酷いネーミングですね。

エサの少ない外洋で生活しているため、食べれる物を見つけると見境なく何でも食べる。胃袋からはウミガメやクジラ、海鳥といった生物の死骸が見つかることもあるといいます。

ヒトにとって危険なサメではありますが、近年では絶滅の危機に瀕しており、漁獲が禁止されている地域も多くあります。

イタチザメ

ホホジロザメに次いで危険なサメとして知られるのがイタチザメ。独特な縞模様を持っていることから英語圏ではタイガーシャークとも呼ばれます。

イタチザメが危険なのは、好奇心が旺盛で通常は捕食しないような物であっても躊躇せずに噛みついてしまう事。イグアナやウミヘビなどの海洋性の爬虫類のほか、硬い甲羅を持ったウミガメを捕食することでも有名です。

死骸や産業廃棄物など普通食べられないものまで何でも飲み込む様子から「ひれのついたごみ箱」と称した専門家もいるほど。

一方で、イタチザメは漁獲やスポーツフィッシングの対象ともなっています。生、冷凍、乾物、塩蔵、燻製などの形で消費され、ヒレは『フカヒレ』の原料として高値で取引されています。

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アオザメ

サメ類の中では最も速い18ノット(時速35キロメートル)以上の速さで泳ぐといわれるアオザメ。

アオザメ

気性が荒く危険なサメだと言われているものの、外洋性のサメということもあり、他の危険なサメに比べて被害報告がほとんどないというのも事実です。

イタチザメ同様、漁獲の対象となっており、アオザメのフカヒレは通常出回っているヨシキリザメのものに比べて高級とされています。身は高級はんぺんの材料になるそうです。

有毒植物

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オオメジロザメ

体長4m、体重300Kgにも達する巨大なサメ『オオメジロザメ』。その姿からウシザメ(牛鮫)とも呼ばれています。

気性が荒く、人に危害を加えることが多いことで知られており、日本では沖縄周辺での被害が確認されています。

オオメジロザメは海洋性のサメではありますが、淡水へ進入することも可能だという特殊な能力を持っています。

ミシシッピ川、ザンベジ川、アマゾン川を3500 kmもさかのぼったところや、ニカラグア湖やグアテマラなどの淡水の湖にも生息しています。

珍しい事例では、オーストラリアにあるゴルフクラブに設置された池にもオオメジロザメが生息しています。

洪水で近くの川から流されてきた数匹が住み着いたと考えられており、池の前には『遊泳禁止』と書かれた看板が設置されています。

オオメジロザメ

同じメジロザメ科に属するイタチザメとオオメジロザメは、メジロザメ科の中でも特に危険であるとされており、ホオジロザメよりも人身事故件数が多いと言われています。

オグロメジロザメ

警戒心が強く、最も顕著な威嚇行動をとることで知られるオグロメジロザメ。

死亡事故の報告例は極少ないものの、餌の存在下で出会った場合や、人間から不用意に近づいた場合は危険性が増すと言われています。

他種のサメやダイビング中のダイバーに出会うと、頭を上げ、胸鰭を下げて背を弓なりに反らせ、体を横方向に湾曲させます。その後、姿勢を維持しながら硬い動きで横方向に泳ぎ、回転したり8の字を描くという奇妙な威嚇行動をとるそうです。

他種や人間に対しては警戒心を顕著に示すものの同種に対しては寛容であり、群れを作る『社会性のあるサメ』としても知られています。

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ヨシキリザメ

メジロザメ科に属するヨシキリザメ。世界中の熱帯から温帯海域に広く分布しており、とても長い距離を回遊するという特徴を持っています。

ヨシキリザメ

オオメジロザメ、イタチザメと並んで危険なサメとされています。記録に残っているだけでも1580~2015年の間に人身事故が13件発生しており、内4件は死亡事故に至っています。

ヨシキリザメ

イカを捕食するヨシキリザメ

このように危険なサメであるものの、日本におけるサメ類の水揚げ量としては最も多く、かまぼこやはんぺんなどの魚肉練り物として日常的に食されています。

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ガラパゴスザメ

好奇心が強く獲物に固執する傾向があるため、潜在的に危険だと見なされているガラパゴスザメ。ダイバーのフィンなどに興味を示すことも多いが、死亡事故は報告されていないようです。

ガラパゴスザメ

ガラパゴスザメというくらいだからガラパゴス諸島にしか生息していないのかと思ってしまいそうですが、世界中の海に棲息しているようです。

海底に棲息するカレイやハタなどのほか、タコなどを好んで捕食します。

ガラパゴスザメ

一般的なメジロザメ類の形態をしているためドタブカやオグロメジロザメなどとの区別が難しいと言われています。

「第一背鰭が高く、その先端がわずかに丸いこと、胸鰭の後端より第一背鰭が後ろにあること」などで判別できるそうですが、画像を見ても違いが分かりませんよね。

ドタブカ

メジロザメ属に属するサメの一種ドタブカ。

大型のため危険であると考えられているサメですが、水中で人に対してどう振る舞うかは分かっておらず、潜在的に危険なサメという位置づけがなされています。

最大体長4m、体重350Kgに達すると言われており、メジロザメ属内では最大種の一つ。

繁殖力が低く乱獲に弱いうえ、ふかひれや肝油のために漁獲が多くなっていることから、絶滅の危機に瀕している種の一つです。

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カッコいいサメたち

奇妙な生態や意外な習性などサメの面白い話は多くありますが、ここでは単純に見た目がカッコいいサメたちを紹介したいと思います。

シロワニ(白鰐)

日本近海にをはじめとした世界各地の海に棲息しているシロワニ。体長3mを優に超える沿岸性のサメです。

体型は流線型で、太く重量感があり、常に半開きになった口には、鋭い歯がズラリと並んでいます。

ちなみに、名前に含まれるワニ(鰐)はサメの別名であり、爬虫類のワニとは生物上は関係ありません。

ネズミザメ

ネズミザメという名前を持っていながら体長3mを超える大きなサメ。モウカザメ、カドザメなどとも呼ばれます。

ネズミザメの肉はサメの中でもアンモニア臭が少ないとされており、内陸部のスーパーなどにもよく並ぶそう。

かまぼこなどの練り物のほか、フライや煮つけ肉として販売されています。基本的にネズミザメという商品名で売られることが無いため、サメと知らずに食べている消費者も多いそうです。

ニシネズミザメ

ネズミザメはホオジロザメの近縁種であるため、見た目もホオジロザメとよく似ています。カッコいい。

レモンザメ

黄色い体色からレモンの名前を冠されたレモンザメ。最大体長3.8mの大型のサメです。

基本的に憶病な性格であるとされていますが、一度敵対するとしつこく付きまとい攻撃してくるそう。

個人的には、この悪人ヅラがとてもかわいいと思う。

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可愛いサメたち

次に紹介するのは、どことなく可愛いサメたち。

コモリザメ

子守を連想させる名前を持つコモリザメ。見た目に反して大型で、最大で430cmの報告があるサメです。

コモリザメ

名前の由来については所説ありますが、赤ちゃんコモリザメが哺乳瓶を吸うような音をたてることが由来だという説などがあります。

ちなみに英語ではナースシャークと呼ばれています。和名と同じく世話をするイメージがあるようですが、実際に子守をするわけではないそうです。

ネコザメ

眼の上の皮膚が隆起しており、猫耳を連想させることからネコザメと呼ばれるサメ。それ以外に猫っぽさは特にありません。

OpenCage

英語圏では隆起部を猫耳ではなく牛の角に見立てたことで『ブルシャーク(牛ザメ)』と呼ばれています。日本人と外国人の感性の違いが面白いですね。

イヌザメ(犬鮫)

ネコザメもいればイヌザメもいる。インド洋~太平洋西部の熱帯から温帯海域に生息する大人しいサメです。

名前の由来については所説あり、有力なものは分っていないようですが、一例では海底を這いまわる姿が犬のように見えるという説などがあります。

どんな由来があるにせよ、どう見ても犬には見えませんよね。

ネムリブカ

海底やサンゴ礁の隙間で眠るように休む習性を持つネムリブカ。メジロザメの仲間には珍しく、泳がなくとも呼吸することができます。

ネムリブカ

細くしなやかな体を持っていることから、他のサメたちが捕食できないスペースにいる獲物を捕らえることができます。

ネムリブカ

ネムリブカは何といっても顔が可愛い。猫のようなナマズのような顔がたまりません。

マモンツキテンジクザメ

サメであると言われても、にわかには信じがたい外観を持つマモンツキテンジクザメ。

主な生息地であるサンゴ礁への適応として、櫂状の胸鰭と腹鰭で地面を押しながら、体をくねらせて『歩く』ことができます。

潮だまりに取り残された場合などの低酸素状態に強い事で知られており、陸に打ち上げられた無酸素状態でも1時間程度耐えることができるのだとか。

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カラスザメ(ランタンシャーク)

カラスザメは数10㎝程度にしか成長しない超小型のサメ。

小柄でありながら水深200-1000mの深い海に生息しており、2000m程度にまで潜る可能性もあるといいます。

ただ、身体が小さいため捕食対象も小さい獲物が多いようです。主な捕食対象は小型のイカ・魚・魚卵など。可愛らしい…。

まだまだ深い!サメの魅力

今回は世界各地のサメたちを紹介してきたわけだけど、サメの世界はまだまだ深い。

世界各地に広く生息している生物でありながら、種類によっては未だに解明されない謎も多いのです。今後の研究の進歩によっては新種のサメが発見されたり、謎の生態が解明されるかもしれないぞ!

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