この地球には私たちの想像を超える生物たちが多く存在しています。
今回は地球に生息する動物たちの様々な『世界一』を集めました!
世界一の動物たち
地球史上最大の動物-シロナガスクジラ
北極海などに生息する『シロナガスクジラ』は、今まで地球上に存在した全動物の中で最大の大きさであると考えられています。

記録に残る最大の個体は体長34メートルにも達し、11階建てのビルに相当。体重は190トンになるというから驚きです。
開くと10メートルにも達する大きな口で、毎日4トンものオキアミを食べるそうです。
人間とのサイズ比較の画像を見ても、あまりの大きさに実感が湧きませんね。
世界一大きな陸棲動物-アフリカゾウ
陸上で生活する最大の動物は、アフリカに生息する『アフリカゾウ』です。

体長は最大7.5メートルに達し、体重は10トンを越えることもあり、生まれたばかりの赤ちゃんゾウでも体重90〜135kgに達する巨体を持ちます。

ちなみに、ゾウの中で最小種といわれる『マルミミゾウ』ですが、かなり小さく見えても体重2〜6トンの重さに成長します。
また、現生のゾウが日本に初めて連れてこられたのは1408年なのだそう。意外にも昔で驚きますね。
世界一背が高い動物-キリン
歩行する動物の中で世界一背が高い動物は『キリン』です。

キリン特有の首の長さにより、最長で5.6メートルの身長に達します。
あまりに首が長すぎて疲れてしまうのか、外敵がいない環境では背中に首を乗せて休むことも知られていますが、基本的に熟睡することがなく一日のほとんどを立ったまま過ごすそうです。

動物園で座ってるキリンを見れたら激レアですね。
世界一長い四肢をもつ動物-ザトウクジラ
世界一長い四肢をもつ動物は『ザトウクジラ』です。

標準的な体長では11〜14メートルと、地球上最大であるシロナガスクジラには遠く及ばない『ザトウクジラ』ですが、彼らの持つ胸ビレは最長6メートルにも達し、地球上で一番長い四肢をもつ動物となります。
その長さは自身の全長の3分の1にも達し、巨大な胸ビレを活かして時速25kmで泳ぐことができます。

ちなみに、ザトウクジラの学名であるMegapteraは『大きな(=Mega)翼(=Ptera)』という意味を持ち、特徴的な大きな胸ビレを表しています。
最大の飛行する哺乳類-オオコウモリ
現生するコウモリの中でも最大種である『オオコウモリ』は、地球上最大の飛行性哺乳類です。

ジャワオオコウモリなどのオオコウモリの一部の種は、体長40cmにも達し、翼を広げた翼長が最大2メートルにもなります。
コウモリというと潰れたような独特の顔を持っているイメージが強いですが、このオオコウモリたちはキツネのような一般的な哺乳類の顔立ちをしているのが特徴です。海外ではその姿からフライングフォックス(空飛ぶキツネ)と呼ばれるそう。

見た目がドラキュラのようなので人を襲う吸血コウモリだと思われそうですが、実際には果物や虫などを食べるそうです。
世界一走るのが早い動物-チーター
アフリカ大陸やイランなどに生息するネコ科の動物『チーター』は、地球上で最も走るのが早い動物です。

記録に残る最高時速は104キロにも達し、そこらの原付バイクでも追いつけません。
ただし、最高時速に達するのは狩りを行う際の一瞬であり、長距離を速く走ることはできません。

世界一の潜水能力を持つ肺呼吸動物-マッコウクジラ
クジラの一種である『マッコウクジラ』は、水の中では呼吸ができない肺呼吸動物の中で最も深い所まで潜水することができる動物です。

ほかのクジラが200〜300m程度まで潜水するのに対し、生涯の3分の2以上を深海で過ごすマッコウクジラは、2000m程度まで急速に潜水・浮上することが可能だと言われおり、記録によると3000mまで潜水した個体もいるそうです。
世界最大の動物シロナガスクジラが食べるのはオキアミなどのプランクトンですが、マッコウクジラはヤリイカやダイオウイカなどを食べることがわかっています。
マッコウクジラは食べ物を丸のみにするため、なぜ歯を持っているのかは謎らしいです。
世界一大きい鳥類・世界一重い鳥-ダチョウ
体高約2.5m、最大体重約150kgに達するダチョウは世界最大最重量の鳥類です。

また、ダチョウの卵は直径約17cmで世界中のどの生物の卵よりも大きく、重量は重いもので約2キロというから驚きです。
卵の黄身(卵子)は8cmの大きさに達し、地球で一番大きな1つの細胞ということになります。人間の卵子が約160μmで髪の毛の太さ約3本分の大きさしかないことからも、ダチョウの卵子がいかに大きいか分かります。
ちなみに、ダチョウは時速70km以上で走ることが可能で、二足歩行で走る生物の中で最も高速です。

人間が作った二足歩行のロボットでも、ダチョウよりも速く走るものは存在しないため、地球上で最も速く走る二足歩行者とも言えます。
世界一大きい軟骨魚類・世界一大きい魚類-ジンベエザメ
地球上で一番大きな硬骨魚類であり、全ての魚類の中で最大の大きさを誇るのが『ジンベイザメ』です。

世界各地の熱帯〜温帯地域に広く生息しているジンベイザメは、最大13mにも達する巨大生物として知られています。
ジンベエザメはその名の通り、からだの模様が甚兵衛羽織に似ていることから名付けられましたが、海外ではホエールシャーク(クジラザメ)と呼ばれています。

サメといってもプランクトンなどを食べて過ごす温厚な性格で、沖縄美ら海水族館をはじめ世界各地の水族館での飼育事例もある巨大生物です。
ジンベエザメの周りには魚の群れが集まるから、日本の漁師の間では昔から大漁の吉兆とされていました。
世界一大きい硬骨魚類・世界一1度に多く卵を産む生物-マンボウ
世界一大きな魚類はジンベイザメですが、硬骨魚類というジャンルにおいて世界一大きな魚類は『マンボウ』です。

マンボウといえば、ネット上で『最弱生物』と噂されることもしばしばありますが、ほとんどが誇張されたガセネタと指摘されています。
岸辺や近海に生息するフグが外洋に進出して進化した生物とする説が有力で、フグの遠い仲間とされていますが、マンボウの生態については未だ分からない部分が多いのが現状です。
また、マンボウは一度の産卵で約3億個の卵を産むことでも知られており、一度の産卵で最も多くの卵を産む生物でもあります。
マンボウは独特な形をした魚類ですが、マンボウの稚魚は身体にトゲを持っており、より一層奇妙な形をしています。
一回の繁殖期に3億個もの卵を産みますが、その多くは他の魚たちに食べられてしまうそうです。