虫を食べる不思議な植物「食虫植物」。奇妙な生態をもつ食虫植物にはどんな種類があって、どんな生活を送っているのだろう?

今回はネットで購入できる食虫植物に関する「オススメの図鑑や本」を集めてみた。子供向けの「写真を見て楽しめる図鑑」から「育て方やアレンジ方法の分かる実用書」まで様々なジャンルをピックアップだ!
食虫植物の育て方おすすめ図鑑
食虫植物の世界―420種 魅力の全てと栽培完全ガイド
熱帯魚の飼育本でなじみの深いアクアライフ出版の「食虫植物図鑑」。見やすい構図と的確な説明文で、大人でも楽しめる一冊に仕上がっている。噛み砕いた表現などは無く、漢字にルビなども無いため子供には少々難しいかもしれない。
細かい品種ごとに写真もついていて、 食虫植物の生態・捕食・形状・栽培方法 などの情報が総合的に網羅されているのも嬉しい所。様々な食虫植物図鑑の中でも確実に3本の指に入るガイドブックだ。
大好き、食虫植物。―育て方・楽しみ方
食虫植物の育て方が分かる実用書というよりは、食虫植物マニアが、食虫植物を育てる過程を記録したエッセイ風の書籍。
食虫植物は一般的な園芸植物よりも育てる方法が確立していない難易度高めの植物。枯らせども溶かせども試行錯誤を繰り返しながら育て上げる過程を見ていると、食虫植物の魅力の深さを思い知ることができる。実用書と一緒に2冊目に持っておきたい本。
マジカルプランツ 食虫植物・多肉植物・ティランジアをおしゃれに楽しむ
「多肉植物、エアープランツ、食虫植物」の3種の植物が一気に楽しめる本。不気味な雰囲気の食虫植物を、おしゃれにアレンジメントすることで、とっても可愛らしいインテリアプランツに仕上げている。写真が多めなのも◎!食虫植物のレシピなんかもこっそり掲載しているのが面白い。
植物が三種類も掲載されていることで深い情報まで知ることは難しいが、植物に興味を持ち始めた人の入り口としてはピッタリな本だ。
子供向けのおすすめの食虫植物図鑑
むしをたべるくさ (ふしぎいっぱい写真絵本)
「虫を食べてしまう草がいる…。」という子供たちからすると恐怖でしかない植物のことを、大きな写真で紹介した絵本。ちいさな子供が植物や生物に興味を持つきっかけにもなるだろう。
絵本を読む年齢であれば、幼稚園~小学校低学年でも十分楽しむことができる。ただ、写真が迫力満点なのでサメとかワニとか見て泣いちゃうような、怖いの苦手な子にはやめておいた方がいいかも!
おどろきの植物 不可思議プランツ図鑑
先ほど紹介した「ほんとうはこわい植物図鑑 」とテイストが似ているが、こちらは世界の不思議な植物をまとめた図鑑。見開き1ページごとのイラストと、少年と植物研究者との対話で不可思議プランツを紹介していく。
「本当にこんなのあるの?」と疑いたくなるような変な植物が満載。ただ、写真が載ってないのが残念。説明が会話形式なので漫画などになれている子供でも読みやすい!
子どもから大人まで楽しめる食虫植物の本
食虫植物のひみつ (科学のアルバム)
懐かしい気持ちになる昔ながらの図鑑。1972年初版ということで写真の古い感じは否めないが、マクロ(ズームアップ)して撮影された食虫植物がとても見やすい。
こちらの図鑑は漢字にルビが振ってあるものの、文章量も多く高学年向き。食虫植物の雑学が次々と飛び出して来るので、意外と大人も楽しめる。子供時代に図書館で読んだ図鑑を思い出して懐かしい気持ちになる。
ほんとうはこわい植物図鑑
虫を食べる食虫植物はもちろん、毒やトゲで身を守る植物、他の植物に寄生する寄生植物を見開き1ページずつ紹介した図鑑。身近にある猛毒植物などについても触れられているので勉強になる。
内容としては小学校高学年の子供が読める程度のものだけど、大人が読んでも十分楽しめる。
私、食虫植物の奴隷です。
とどまることを知らないマニアックワールド全開な本。植物の本としては日本一マニアックな本かもしれない。食虫植物愛好家の女性著者が食虫植物を調理して食べたかと思ったら、食虫植物が食べる虫の方を食べてしまったりする…
図鑑や植物本という括りでは括り切れない開拓精神溢れる一冊。登場人物の描写も良くできていて読んでいて笑える。