【画像】死ぬまでに一度は行きたい世界の穴!洞窟・鍾乳洞・クレーター10選

地球には、とてつもなく長い時間をかけて作り出され洞窟や鍾乳が存在しています。

今日は【死ぬまでに一度は行きたい】世界の穴をピックアップしました。

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世界の穴

ワイトモ洞窟 ニュージーランド

ワイトモ洞窟があるのは、ニュージーランド-ワイカト地方にあるテ・クイティという町から北西に約12km。約3400-2300万年前の漸新世の時代に石灰岩で形成されたと考えられている洞窟群です。

Jens Hilligsøe

ワイトモ洞窟は、グローワーム洞窟・ルアクリ洞窟・アラヌイ洞窟・ガードナーズガットなどで構成されています。

Mathieu Chardonnet

今から100年以上前の1900年頃には、すでに観光地として知られていたようで、当時から地元のマオリ族による観光ガイドが行われていたそう。

その後、1904年頃に周辺の区画が英国王室によって買収され、商業的な観光スポットとして生まれ変わりました。2004年には、およそ40万人もの観光客が訪れた人気の洞窟です。

Bethany Ciullo

洞窟内は、ヒカリキノコバエの幼虫である「ツチボタル(グローワーム)」が生息していることでも知られています。ツチボタルは青白く光を発する習性があり、運が良ければ写真のような幻想的な風景を見ることができますよ。

一見綺麗だけど……コレって『光で虫を誘き寄せて、天井から垂らした数十センチの粘液で絡め取って捕食する。』ための光だからな!そう考えると気持ち悪い。

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フォンニャ=ケバン国立公園ソンドン洞 ベトナム

ベトナム中部、フォンニャ=ケバン国立公園内には『ソンドン洞』と呼ばれる洞窟があります。

ソンドン洞は全長約9km、最大高は約240mにおよび、内部には地下河川も流れています。2017年時点では人類に発見された世界最大の洞窟とされています。

1991年に現地の住人によって発見されたましたが発見者の住人は洞窟内に入ることはなく、2009年にイギリスの調査隊が本格的な調査が行われるまでは『知られざる未開の地』でした。

フォンニャ=ケバン国立公園にある洞窟の一つ。洞窟の全体像は未だ解明されていない。

国立公園内にはフォンニャ洞、ティエンソン洞、ヴォム洞など300以上の洞窟が発見されており、『ソンドン洞』もその中の一つです。

これらの洞窟群はベトナム最大のもので、一説によると2億5千年前に形成されたと考えられています。

ちなみにフォンニャ=ケバン国立公園は2003年に世界遺産として登録されてる!

入り口もかなり大きな洞窟なのに、近年まで発見されなかったのが驚きですね。

周辺の洞窟はベトナム戦争中に武器庫とか病院として使われていたらしい。この洞窟が戦争で爆撃されなくてよかった!

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ポストイナ鍾乳洞 スロベニア

ポストイナ鍾乳洞は、スロベニア-ポストイナ近郊にある鍾乳洞。

島洞窟、黒洞窟、ピウカ洞窟、マグダレナ洞窟などの複数の洞窟から構成され、その総延長は全長20㎢とスロベニア最大を誇ります。

洞窟内には3.7kmに及ぶ線路が敷かれており、観光客は電車と徒歩によって鍾乳洞の約5km分を観覧することができるのが特徴。

鍾乳洞の入り口は13世紀ごろには発見されていましたが、洞窟内の大部分は、1818年当時の皇太子であったフェルディナント1世の訪問に備えて準備をしていた地元民によって発見されました。

フェルディナント1世が洞窟を訪れて以降、世界的に有名となり、各国の王や皇族らが訪問しています。

洞窟内には多くの人を収容することのできるコンサートホールと呼ばれる空間もあり、実際に年間を通して各種イベントが開催されています。

観光路の脇には、ホライモリという目の退化した両生類が生息している小さな水溜りがあります。ホライモリは地下環境への適応がすさまじく長期間の飢餓に耐えることができるそう。10年間何も食べずに生存していた実験結果も残っているらしいです。

この地方にはホライモリをドラゴンの幼体とする伝説もあるんだって!

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ベナジル海岸の洞窟 アルガルヴェ-ポルトガル

次に紹介するのは、ポルトガル本土の最南端の地方『アルガルヴェ』にあるベナジルビーチの穴。

何がスゴイってとにかく見た目がスゴイ。海も海岸も日本には沢山ありますが、こんな風景は絶対に見ることが出来ません。

普通にビーチも綺麗。紅の豚なんかのアニメに出てきそう。ヴァケーションに行きたいぜ!

ポルトガルと言えば『大航海時代』の始まりの地。映画に出てくるような大きな帆を張った船やドクロマークを掲げた海賊船が、この海を行き交っていたのかー!なんて妄想が止まりません。どうやってあんな場所に穴が開くんだろう?

クリスタルの洞窟 チワワ州-メキシコ

「何かのSF映画かな?」と思ってしまいそうなこの写真。映画のセットなどではなく本当に地球にある風景なのです。

メキシコ-チワワ州にあるナイカ鉱山の内部には、巨大なクリスタルが四方八方から飛び出した『クリスタルの洞窟』が存在します。

ナイカ鉱山では、鉛・亜鉛・銀などが採れるため古くから採掘作業が行われてきました。

2000年、従業員が資源採掘のための新たなトンネルを掘っていると奇妙な空間に到達しました。図らずも『クリスタルの洞窟』を発見したのです。

彼らはすぐに上司に連絡。報告を受けた責任者はこれが貴重な発見である事を悟り、すぐにトンネルを埋め戻したといいます。

その後、何人かの鉱夫らが巨大結晶を持ち出そうと洞内に損傷を与えたそうですが、鉱山の管理会社はすぐに鉄製のドアを設置し洞窟の保護を図りました。

洞窟のサイズは長さ27m、幅9mほど。洞内は気温は58℃と非常に暑く、湿度も90-100%と蒸し風呂状態。特殊な装備の無い状態では約10分しか滞在できないため、長らく未踏の地だったそう。

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氷河の洞窟 カムチャッカ半島-ロシア

火山と氷河。ロシア-カムチャッカ半島には相反する2つの環境が共存しています。

ムトノフスキー火山の周りには氷河があり、火山の熱で温められた水が氷河に流れ込むことで、全長1Kmに渡る氷の洞窟を作り出しました。

カムチャッカ半島は1990年代まで人の立ち入りが出来なかったため、ありのままの自然が多く残っているそう。この氷河の洞窟も人間がいなかったおかげで壊れなかったのかもしれない。

氷河の洞窟は、現在も流れ込む温水によって刻一刻と姿を変えています。

不規則な氷の壁によって光が乱反射する洞窟内は、どこか別の惑星のよう。

地獄の門 ダルヴァザ-トルクメニスタン

中央アジア南西部に位置する永世中立国トルクメニスタン-ダルヴァザ。地下資源の豊富なこの地に『地獄の門』と呼ばれる大きな穴が開いています。

ダルヴァザのガスクレーター(通称:地獄の門)は、構造自体は普通の陥没した地面。40年前の掘削作業中の事故によって地面が陥没してしまいました。

この穴が注目を浴びる理由は、絶えることなく吹き出す天然ガスによって燃え続けていることでしょう。

Stefan Krasowski

直径50-100m、深さ20mの大きなクレーター状の穴の中からは、真っ赤な炎が吹き出しています。

現在では海外から観光客も訪れるほど有名なスポットとなっていますが、観光地として整備されているわけでもありません。

見渡す限り何もない土地にポツンと穴だけがあり、延々と火を噴き続けてているのが逆に不気味です。

【地獄の門】絶えず業火に包まれる!入口を開いたのは人間だった!ダルヴァザのガスクレーター

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地獄への扉 カムチャッカ半島-ロシア

『地獄の門』があれば『地獄の扉』もあります。

先ほど紹介した『氷河の洞窟』があるカムチャッカ半島には、他にも多くの火山が存在しており、一部は世界遺産として登録されています。

そんな火山群にあるのが、一部で『地獄への扉』と言われている奇妙な穴です。

穴から覗き込むマグマ。落ちてしまったら確実に命はないでしょう。

以前ネットで画像を見かけてからずっと気になっているスポットなのですが、ワニオの探し方が悪いのか、ほとんど画像や情報が見つかりませんでした。気軽に観光できる場所ではないという事でしょうか?

シーライオンケーブズ オレゴン州-アメリカ

アメリカ-オレゴン州にある『シーライオンズケーブズ』。シーライオンとはアシカの事で、シーライオンケーブズはその名の通りアシカのいる洞窟です。

Matt Howry

岩の上で休むアシカたちの姿はまるで人魚のよう。海の強い潮風や日差しを避けることができるため、わざわざこの洞窟に入ってきて休むようです。

Matt Brisher

もちろん、動物園のアシカたちと違ってこちらは野生。

しかし、シーライオンケーブズと呼ばれる洞窟はガッツリ整備された観光地です。↓

Sam Churchill

この建物の地下に洞窟があり、洞窟に休みに来た野生のアシカたちをこっそり観察することができます。

入場料は「大人$12程度で、駐車場は無料。」とそれほど高いという訳でもありません。

Sam Churchill

アシカの生態なども学べる施設という事で、小さな子供連れなどでもお手軽に冒険気分を楽しめるかもしれません。

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カッパドキアの地下都市 トルコ

最後に紹介するのは、ワニオが今一番行きたいスポット。カッパドキアの地下都市!

カッパドキアとは、トルコの中央アナトリアにある歴史的な文化を多く残した地域。『ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群』として世界遺産にも登録されています。

ギョレメには”妖精の煙突”と呼ばれる多様な奇岩や岩窟教会、ウチヒサルの岩の要塞などの歴史的建造物のほか、ギョレメ渓谷、ギョレメ谷などの貴重な自然も残っています。

その中でも、近年注目を浴びているのがカイマクル・デリンクユあるいはオズコナックの地下都市。カッパドキアの地下都市などとも呼ばれる人口の洞窟です。

Vince Smith

地下45mまでの深さに最大8層に及ぶ地下都市跡が発見されており、内部には教会、学校、ワイナリー、食料貯蔵庫などが残っています。

また、カイマクルと隣のデリンクユにある、それぞれ地下都市の間には連絡通路のような物も確認されているらしい。

地下空間の巨大さから最大約2万人が暮らしていたとも考えられていますが、彼らがどこへ消えたのかは分かっていません。

amitd

地下都市の一部は一般にも公開されており、ガイドの案内を受けながら地域の歴史について知ることができます。

観光に行くともらえるパンフレットには地下都市の全体像の地図が貰えるようです。めっちゃ欲しい。

カッパドキアと言えば気球も有名。天候が問題なければ気球に乗って観光ができます。

気球に乗って高い所から見渡すのも良いし、色とりどりの気球を下から眺めるのも楽しいかもしれない。


今回はワニオが行きたい世界の穴を紹介しました。

自然の驚異を感じる場所っていうのは、やたらと高い所だったり命の危険を感じるような場所が多いですよね。

そう考えると、やっぱ洞窟って最強だと思います、迷子にもなるし落ちるし潰れるし。

今回は長くなりそうなので10個にしたけど、実は他にも40個くらい行きたい穴があるので、ちょくちょく追記していきます!

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